おはようございます。
佐々木です。
五行で秋は金。
金は臓器で肺。
肺が冷えるとどうなんの?
っていうのを今回は書いておこうかと思います。
肺というのは皆様ご存知の通り呼吸で使う部分ですが、
これは東洋医学でも同じです。
更に外気から得られるエネルギーを全身に回すのと一緒に、
食べ物から得たエネルギーも一緒に回して、
水分も同じように回します。
要は呼吸によって身体の循環を促しているような感じになります。
ついでですが、循環ということでもう一つ循環させず内臓がありますね。
心臓です。
心臓は血液を循環させる訳ですが、実は肺の影響を受ける臓器だったりします。
何故って言われると、臓器の位置関係を考えて頂ければ分かるかと思います。
心臓というのは肺に包まれているので、それだけで影響があることが考えられると思います。
肺に冷えが入り込んで、それが深~く入り込めば心臓まで影響が出ます。
具体的に言えば、心臓の力が落ちるので冷えやすくなります。
腕は張ります。背中は痛くなります。まあ頚も?鳩尾がキュッとなるかも。
心臓もキュッと。
少し言い過ぎましたね。多少は・・・ぐらいな感じでお願いします。
これは冷えが深まって、心臓にもまで達した場合ですが、
軽めだとどうなるのかって話です。
軽めってことは肺自体の症状になるのですが、
よくある症状としては、
肌が乾燥したり、喉が渇きやすくなったり、痩せちゃったり、
肺なので風邪のような症状も出ます。
咳が出たり、熱が出たり、鼻水が出たりしますが、何も内科症状だけではありません。
痛みや張りといったものも出てきます。
経絡の流れから腕の付け根の内側、
要は胸の辺りから、親指の方へ行くラインが突っ張ったり、痛みが出たりします。
もちろん親指自体も症状がでます。
そしてもう一つ。
この裏で大腸経というのにも症状が出易くなります。
これも親指、人差し指に影響が出て、肩こりや歯痛などが出たりします。
肺が冷えるだけでも実は肩こりや腕痛といったものに繋がります。
甘く見られてしまっては困ります。
ということで、一つの症状を治すのにも原因となるものは様々あるので、
痛いから痛みだけ取ればOKというのは、愚策と言っても過言ではありません。
アウターもインナーも内臓も精神もどれも欠かす事の出来ない大事なものですので、
どれかに偏らずに上手く治すことを意識して頂けるとGoodかと思います。