おはようございます。
佐々木です。
肩や腰の痛みやコリ、
痛みやコリというのは色んな人が感覚として持っているかと思います。
コっている場所というのは実際に全体的に硬くなっていたり、
シコリのような塊のようなモノが出来ていたりします。
最初にいったような肩や腰というのは比較的多くの人が感じているのですが、
コリが出来るのは肩や腰に限ったことではありません。
感じなくても触ると意外とあるのがお腹のコリ。
このコリというのは癌です。嘘です。
コレがあるから痛いとかそういうことでもなく、
内臓の調子などを表していることが多く、
出来る場所などによってどこの臓が疲れてるかなどを判断する材料になります。
またそのコリを緩めることで回復を促してあげたりします。
では実際にどういったところに出来ると何が関係してくるのかをお話していきます。
それにはまずお腹を5分割していきます。
肋骨のキワをなぞっていくと富士山みたいな形になるかと思います。
ということで富士山になぞらえて説明していきます。
次にお臍の少し下のラインぐらいから樹海としましょう。
とりあえずザックリなイメージで大丈夫です。
あくまで判断する材料の一つですから100%当たってるというものではありませんので。
ではまず上から攻めたいと思います。
富士山は頂上から雪を被ってるイメージを持つ方が多いかと思いますが、
その雪を被ってる範囲が「心」になります。
少し雪解けが進んでるなぁーぐらいな規模が丁度良いかと思います。
触り方としては肋骨のキワを上からではなく、
横からえぐるような感じに圧してみて下さい。
そんなに力はいりません。コリとかがあるとツーンと痛むことが多いです。
また注意として真ん中に尖がった部分があるかと思いますが、
これは剣状突起といって、強く押すと折れる可能性があるのであくまで優しくお願いします。
「心」は過労やストレスなどの影響を受けやすい場所ですので、
日頃のストレスなどが強い方や上手く解消出来ていないか方は痛みが出易いかと思います。
次に、雪の下からお臍周りは「脾」になります。
お臍の周りに硬かったり痛いコリが出来てる人は比較的多いです。
というのもこの辺にコリが出来るのは消化器の不調というか疲れが関係していることが多いので、
食事の不摂生や甘い物をよく食べる方などにはコリが出来ている事が多いです。
表面上をちょこっと触れば解る人もいれば、
強めにグーっと圧しながら少し円を描くようにしないと解らないような方もいますので、
少しだけ強めに圧してみて下さい。
次に左手側の腹一帯。
ここは「肝」になります。
肝はイメージ付きやすいかと思いますが、
お酒や添加物といったものが多いと出来やすいかと思います。
あとは免疫などにも関わってきます。
ちなみに薬なども添加物と同様の扱いになりますので、
薬の使用頻度が高い方にも出来やすいです。
触り方としては身体の中心部の方へ向かって圧すと見つけやすいかと思います。
そして肝臓と次に説明する肺に関しては補足がありまして、
肋骨のキワに関して言えば左右が逆になります。
だから肝臓がある右手側の肋骨のキワは、
そのまま肝臓の状態を診ていることになります。
実際のところこのキワの部分の方がコリや痛みが出易いので、
面倒な場合はキワだけ確認でもいいかもしれません。
次に右手側のお腹にあたるのが「肺」になります。
風邪の引き始めなどにコリが出来ていることがありますので、
触ってあったら数日中に怠くなったりするかもしれません。
また、慢性的に肺の状態が芳しくなければ出易いかと思います。
あとはデスクワークなんかをしている人なんかでも出易いイメージがあります。
これはイメージなんで気にしなくても大丈夫です。
で、先も説明しましたが肋骨のキワに関しては左手側になりますのでご注意ください。
最後に樹海部分が「腎」。
実際の樹海部分まではいかなくて結構です。
その上の骨っぽいところまで圧して診れるとよろしいかと思います。
ここは主に冷えの強い方、腰痛持ちの方や覇気の無い方などに
重く響くような痛みや、ペコペコで力が無くなっていたりします。
ざっとこんな感じでしょうか。
こういったものも参考に普段の治療を行っていますので、
お腹を触ったり刺したりすることの意味を少し知って頂ければと思います。