おはようございます。
佐々木です。
不眠症を治すには何が効果的なのか、
悩んでいる方も多いかと思います。
不眠症自体が近年では多くなっているみたいですが、
その原因なども考えずに治そうと思っても本末転倒なだけだと思います。
ということで不眠症の治し方を考える為に、
何故不眠症になるのかを考えてみたいと思います。
そもそも不眠症の定義がなんなのか、
ご存知の方はどれだけいるのか、
正直言って自分は知りません。
調べてみてもいまいちピンときません。
一応定義として、
「夜間中々入眠出来ず寝つくのに普段より2時間以上かかる入眠障害、
一旦寝ついても夜中に目が醒め易く2回以上目が醒める中間覚醒、
朝起きたときにぐっすり眠った感じの得られない熟眠障害、
朝普段よりも2時間以上早く目が醒めてしまう早朝覚醒などの訴えのどれかがあること。」
これが不眠症の定義なのですが、
すんなり理解できる内容でしょうか。
結構曖昧な内容な気がするのは自分だけでしょうか。
「普段より」というのも引っ掛かりますし、
それぞれの内容の原因となりうるものはかなり幅がある気がします。
例えば、夜中にトイレに行く為に2回起きます。
これは不眠症?
そんな話になってきます。
もちろん不眠症ではないのでしょうが、
ここでいう定義の中にはあてはまる条件なんです。
だからここで思う訳です。
そもそも不眠症と思う事自体が考え過ぎなんではないかと。
不眠症だという方を否定するつもりはありませんが、
眠れない事にこだわりを持ってしまうがあまりに、
睡眠時に気を遣ってしまい、
より眠りづらくなるものと思われます。
不眠症だから気にすべきは睡眠時、
ではなく、睡眠時以外の部分に気をつけて頂ければと思います。
というのも原因の大半は交感神経の興奮によるものですので、
寝る前までの行動がそのまま睡眠時に影響してきます。
交感神経が働いていると緊張感や心身の興奮をもたらしますので、
眠りとは無縁の状態になります。
そしてこの交感神経を活発にしてしまうことというのが、
現代には溢れ返っています。
スマホ、パソコン、テレビなどが身近にあるので、
それらで簡単に交感神経のスイッチは入ってしまいますし、
コンビニにふらっと入るだけでも十分スイッチは入ります。
だからまずは寝る前にこれらのモノを基本的には見ない触れない。
そして朝早く起きたからって二度寝しない。
きっちりと起きる時間を決めて、そこから夜まではしっかりと起きていて下さい。
程よい疲れは良い眠気を催しますので、
日中に軽い運動などで、
精神的にだけでなく身体的な疲労も一緒に作っておくと良いかと思います。
とりあえずはこれらをベースにやっていれば自然と眠れるようになってくるはずです。
最初は眠れないことにもあまり神経質にならずに、
眠れないのなら無理に寝ないで読書でもしてみて下さい。
睡眠導入剤などは自然な寝入り方を忘れてしまうので、
不眠症の改善にはご法度と言っても良いぐらいです。
だから基本的には薬には頼らない。
それじゃあ仕事にならないと言われても、
睡眠導入剤を使っているようでは怠さなどは同じようなものだと思いますので、
関係ございません。
少し厳しいようではありますが、
睡眠の質が悪いというのは、
心身全体の問題に繋がることになりますので、
多少厳しくても睡眠のリズムが上手く作れるまでは
摂生に努めて頂くのが賢明かと思われますので宜しくお願いします。