おはようございます。
佐々木です。
表立ってはいないけど、
つい最近、薬のことで更新されたものがありました。
いくつかの薬に副作用があるということで新たに追記されたようです。
その中に近年では身近な薬も混ざっていましたので、
少しだけお話させてもらいます。
で、その薬というのが「ロキソニン」というものなのですが、
CMでやっちゃうぐらい近年ではメジャーな薬ですので、
知っている方や使っている方も多いのではないのでしょうか。
鎮痛消炎剤として、特に女性なんかは色んな場面で服用している方もいるかと思います。
手に入れるのも比較的簡単で、即効性も得られて、
サイコーだぜ!!っぽい薬なんですが、
これがまぁ曲者なんで気をつけて頂きたくて、
まず胃が荒れます。痛覚が狂って痛みに敏感になります。
これがまた悪循環にハマっていきやすいものなのですが、
目に消えて効いてしまう分、ついつい服用してしまいがちです。
痛みが解らないっていうのは本当は怖いことなんですがね。
そんなロキソニンの副作用として今回追加されたことが、
小腸の狭窄、閉塞というものです。
つまり胃腸全部の負担になる訳です。
胃に負担な時点で解り切っていることなのですが、
それでもちゃんと証明されたということで追加されています。
経緯としては腸の中に潰瘍やびらんを形成し、
腸の一部を狭窄してしまったり閉塞してしまうということらしいです。
つまり胃腸障害ですね。
そしてこの症状に似た病気があって、
それがクローン病や潰瘍性大腸炎といったものがあります。
一応ロキソニンの副作用としては小腸となっていますが、
大腸も同じようなものだと思います。
ちなみにロキソニンはNSAID(非ステロイド性抗炎症薬)と呼ばれるものに含まれているのですが、
今回のような副作用というのは他のNSAIDでも起こることが考えられているようです。
少し前から言われていたことなのですが、
こうやって胃腸障害の副作用があるとハッキリ明記されたのは初めてだと思います。
クローン病や潰瘍性大腸というのは近年増えてきているものですが、
NSAIDもその便利故に、ここ10年とかで処方量がかなり増えているようです。
若い女性がなる事が多いとされている病気ですので、
ここに関係性を見出す見出さない、
どう思うかは今の所本人次第ですので、
気になる方は少し注意が必要です。
最後に一つ、
副作用の考え方を勘違いしている方も多いですので補足として。
服用してすぐに気持ち悪いとか怠いとか、
すぐに具合が悪くなるのが副作用と考えている方が多いのですが、
長期的に服用していくことで徐々に身体に変化が起きていくことも
副作用であることを知って頂ければと思います。
本当に今悩んでいる症状が突然出始めた症状なのか、
実はこんな事情もあったりするかもしれません。
今一度色々な見直しをしてみると違ったものが視えてくるかもしれません。