バランスからのアンバランス。

本日、指圧の松崎先生がいらっしゃってますが、

ご不便お掛けしますがご理解の程宜しくお願い致します。

おはようございます。
佐々木です。

少し前にバランスのお話しをさせて頂いたのですが、

バランスというものは大事なものですが、

そんなにそればっかり拘っても大変ですよ。

というものでした。

人間生きている以上はバランスが完全に取れているということは、

まず無いです。

言い切っちゃいます。

相当気にしてる人でも多少ズレるものだと思います。

そもそも一番バランスが取れている点というのが、

その時々によって変わっていきますので、

それに合わせたバランスを常に取れているのかと言えば、

そこまでやれる人はいないと思っています。

何故ここまで言ってしまうのかというと、

まずシンプルに、人によって利き○があるからです。

利き○というのは利き手、利き足、

あまり知られていない部分で利き目、利き耳なんてものもあります。

利き○をどれだけ理解していても、

利いている訳ですから、

無意識にそちらに偏ってしまうものだと思います。

片方が無意識に使われていれば、

そちらが自然と疲れやすいのは勿論のことですので、

生きている以上アンバランスな状態ができるのは当たり前という話です。

で、ここからが本題になるのですが、

敢えてアンバランスを取る事が、

実は利点になることもあるんです。

その利点を利用しているものとして、

鍼灸が一つ揚げられるのではないかと思っています。

敢えてアンバランスな状態を作る。

これがどういう意味を成すかというと、

パーフェクトなバランスが取れている人はまずいないであろうと言いましたが、

バランスを取らない訳ではありません。

むしろ自然とバランスを取ろうとするのが人の身体です。

言ってることが滅茶苦茶に思えますが、

完全にバランスが取れているという訳ではないということです。

ちょっとズルい言い方でしたね。

ここで話が戻りますが、

敢えてバランスを崩す、アンバランスな状態を作ると、

人の身体というのはそれに対してバランスを取ろうと働きます。

自然治癒力の一種と言ってもいいものだと思います。

そういったものが働く事によって、

ふり幅を利用して上手い事、元のバランスが取れた所に戻っていくのだと思います。

ヤジロベエなんかをイメージして頂きたいのです。

どちらかに偏ったままのヤジロベエを動かすには、

更にどちらかに振ってあげる、偏らせてあげることによって動き出し、

上手いことバランスを取りながら徐々に真ん中に戻っていくと思います。

鍼灸を受けてみて身体が怠いなぁ、眠いなぁ、

他にも色んな反応がありますが、

身体の状態に敢えてふり幅を持たせることによって、

変化を起こしていると考えれば、

怠さが抜けた後の軽さなども解る気がします。

こうやってふり幅を持たせることで、

その時々の丁度良い状態を身体自身が探し出し、

それに向かって修正を加えていくのも

自然治癒力と言えるのではないのかなと思ったわけです。

バランスを気にしろとか気にするなとか、

アンバランスも良いじゃないかとか、

一番バランスというものに拘っていたのは自分かもしれません。

何事も程々に捉えて頂いて、

ココ！っていうところで少し気にしてみると、

普段より良いパフォーマンスが得られるのではないかと思っています。

何か大きな目標に向かって頑張っている時、

「しんどいな。」と思うのなら、

バランスを取るために少しだけサボる。

逆に敢えて突っ走ってみる。

こんなのもアリアリだと思います。

自分自身で良い塩梅を見つけられればラッキーだと思いますので、

少しだけ意識を向けて頂ければと思います。

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