おはようございます。
佐々木です。
胃の話だか糖分の話だかをした後なので、
その繋がりで坐骨神経痛についても触れておきます。
前回、胃が疲れてくると色々な反応が出てくると言いましたが、
その中の一つの反応が坐骨神経痛ということになります。
胃が疲れたら胃腸症状が出るんじゃないかと考えますが、
それだけではありません。
胃が疲れて胃腸症状が出るという事なら、
そんなに解り易くてやり易い事はありません。
一見胃腸とは関係がなさそうな部位がおかしくなるから、
気付かない人が多いのではないのでしょうか。
つまり坐骨神経痛なんかの盲点になる部分なんだと思います。
一生懸命坐骨神経痛の痛みをどうにかしようと努力をしても、
それが上手くハマらないのでは少し勿体無い感じがします。
せっかく努力をして頂いているのに・・・
逆に努力の仕方がたまたま胃にも効果があるような努力だった場合に、
スッと治る事もございます。
もしくは元々胃が気になってて、少し気遣ってみたら坐骨神経痛も治っちゃった、
みたいな事だってあります。
偶然良くなってしまえばラッキーだとは思いますが、
中々そうはいきませんので、
ある程度見当を付けられると治し易くなるはずです。
坐骨神経痛で長い事悩まれている方なんかは、
こういった部分を少し考えてみるといつもと違った反応が見られるかもしれません。
では何故胃が疲れると坐骨神経痛が出てしまうのか、
そんなに細かく話せるものではないのですが、
解る範疇で簡潔に言えば反射です。
ある刺激や状態に対して、身体が起こす反応です。
内臓-体性反射という、内臓の疲れなどが体表部に反映される反射が、
胃の場合は背中や腰などに出て、
お尻や大腿部といった下半身の流れを損ねてしまいます。
胃の反応として腰などが固まっていれば、
いくら腰を緩めても、胃が悪いままならまた戻るだけです。
本来なら固まっている場所を緩めれば、胃も良くなるのですが、
気付かずに胃に負担が掛かる生活をし続けていれば、
中々難しい話になってきます。
悪い連鎖が続いてしまうと抜け出すのが困難になりますが、
どこかで気付いて改善させる事ができれば、抜け出すこともできるはずです。
折角治そうと考えてくれているのなら、
一つ一つの事がより良い結果を得られるように、
原因として考えられるものを把握してもらうのが良いかと思います。
今回の坐骨神経痛なら胃も絡んできている場合があるよ、
という事だけ知っておいて頂けると嬉しいです。
勿論単純な筋の硬直もありますが、
中々治らない場合は少し気にしてみてはいかがでしょうか。