おはようございます。
佐々木です。
涼しくなってくると冷えてなのか、
関節の痛みを訴える人が増えてきます。
その中でも今回は膝の痛みについてちょっとだけ。
膝の痛みの多くは軟骨のすり減りが原因で、
変形性膝関節症と呼ばれるものが分類されると言われていますが、
実際はどうなのかな、という事を知って頂ければと思います。
いきなり根本的な事として、
軟骨のすり減りが本当に痛みに直結するのか、
どうでしょう。解りません。
いや、本当に解らないんです。
軟骨がすり減る事でクッション性の無い軟骨になり、
動きが悪くなることによって神経に触れて痛いとかそういう事だと思うのですが、
軟骨の事を考えるとそうとも限らないのでは?となる瞬間があります。
基本的に軟骨というのは再生しないと言われています。
血管などがほとんどない為に、軟骨の素になるものを
栄養できないという事が理由になります。
ここでまず一つ、巷で流行っている(?)グルコサミンやコンドロイチン
と言ったものは何に効果があるのか。
軟骨の素になるものとして栄養できないのなら、
何故、素になるものを摂取する必要があるのか。
栄養できないのなら再生しないのでは?という疑問です。
効果が有るのか無いのかと言われると、ぶっちゃけ人それぞれです。
飲んでる事で安心感を得られて痛みを感じない事もあるでしょうし、
実際に効き目があって痛みがなくなるのかもしれません。
効き目が無い、わからないと言う方も居るかと思います。
自分はそれぐらい曖昧な物だと思っています。
そしてもう一つ、
軟骨がすり減っている、もうほとんど再生しないと言われた様な方が、
治療によって治ってしまう人がいるという事実です。
再生しないのならその痛みは取れないはずなので、
別の所が原因となるのではないのでしょうか?
それとも再生したと考えていいのでしょうか?
どちらにしろ改善するという事は、
血流などを改善すれば治るものだという事が解ります。
こんな感じですから、
病名として変形性膝関節症というものを言われたとしても、
実はそんなに確かな物でも無く、
原因も定かではないという事を知っておいて頂ければと思います。
では原因として考えられるもの。
自分としては優先度は、腰>尻>膝です。
膝が痛いと言われてホントに膝のみが原因だった事があまり無い気がします。
どちらかと言えばお尻が気になる、
更に言えば腰が気になる。
そんなことが多いので、膝の優先度は低いです。
ちなみにこれは膝がどうでもいいという事ではなく、
治す際に頑固になり易い順番だったりもします。
膝だけで症状が出ているのなら、
ちょこっとやっただけで治り易いように思えます。
逆に腰などが原因で膝を悪くしていると、
症状が頑固になっていて、色んな原因を考える必要が出てきますので、
治すのにも時間や工夫などが必要になる傾向があります。
変形性膝関節症というのは治らないと思って諦めているのであれば、
少し別の考えを持って頂いて、
治療を受けてみてはいかがでしょうか。
諦めるには勿体ない症状だと思っていますので。