こんにちは。
佐々木です。
前回の続きということで、
パニック障害についてもう少しだけ突っ込んでいこうかと思います。
前回の話の中でパニック障害どうのこうのの前に体調が落ちているという話をしました。
冷えや身体のコリといった基本的な部分をどうにかすれば、
自然とパニック症状というのは落ち着く物なのですが、
それを無視して症状だけどうにかこうにかしようとしても上手くいかない物なのです。
では何故そんな基本的な部分でどうにかなるのか、
前回ほとんど触れていませんので、ここを少し掘り下げます。
それにはまず、パニック症状というのがどういう状態なのか、
客観的に考えてみて欲しいのです。
パニックになった時の人というのは、
決まった対応というか反応を起こします。
それは恐怖や不安といった状態から起こる緊張です。
当たり前といったら当たり前なのですが、
恐怖や不安という感情は緊張を引き起こします。
これ自体は誰であろうと同じなのです。
動物であれば防衛本能があるものですから、
不安があればキュッと身体は固まり緊張するものなのです。
恐らくパニックというのはここが過剰なんです。
正常ならば適度な緊張感は咄嗟の時に身体が反応するようにしてくれますが、
過剰な緊張はただただ身体を固くしてしまい、まず身体が縮こまります。
いわゆる強張った状態です。
そして強張った状態というのは胸や肺を圧迫し、
息が上手く吸えなくなって、呼吸が浅くなります。
それが酷くなれば過呼吸という事になります。
怯えている人を想像してみて下さい。
堂々と胸を張って怯えている人を想像している人はいませんよね?
ほとんどの人が縮こまって人を想像するかと思います。
つまりはそういう事なんです。
スタートはただの緊張です。
ところがそれが身体の強張り、過呼吸と繋がって行く訳です。
少し極端な話かもしれませんが、経過としてはこのような感じかと思います。
そして話が戻りますが、パニック障害の方は、
この癖がついてしまっています。
ちょっとした不安感が身体の緊張を生み、
常に身体が固まっている状態にしてしまいます。
そして逆も然りで、身体が固まっていると緊張している状態と類似していますので、
結果的に不安を感じて緊張してしまう。
この状態が抜けられずに、湧き出る不安だけ取り除くというのが
いかに大変か何となく解ってきたのではないのでしょうか。
そこで、どこかでこの繰り返しを断ってあげれば、
自然と良くなっていくというのが前回の話になってくる訳です。
つまり基本的な所を良くしていこうという話です。
緊張を解くっていうとどうやったらいいのか・・・と思うかもしれませんが、
固まった身体を緩める、冷えを取る等を考えれば、やれる事が何となく出てくるとは思います。
まずは縮こまっている身体を目一杯伸ばしてあげる。胸を張る。
それだけでも呼吸は落ち着き緊張感が少し取れるかと思います。
後は縮こまった姿勢を作っている深層筋をほわっと緩めていけば、
かなり楽になるはずです。
メンタル的な部分を無視しているようですが、
メンタル面を考えればこそなんです。
ヨガをやってみる、ハイキングなどに出掛ける、思いっきりカラオケとかもありですかね?
楽ちんなのは鍼灸ですが、
鍼灸をしなくても良くする方法はいくらでもあるかと思いますので、
最初の一歩ですね。
これを何とか踏み込んで頂ければ自ずと希望が見えてくるかと思います。
諦めてしまえばずっとそのままの可能性もあります。
キツくても少し頑張って貰えれば、また違う未来を描けますので、
八方塞がりだと思っている方はご一考頂ければと思います。
今ならお得に受けられますので試してみるにはうってつけのタイミングかと思います。