おはようございます。
佐々木です。
今回はちょっと気になるコラムを見つけたので紹介がてらウダウダと。
そのコラムというのが、
というものです。
気になる方は是非お読み下さい。
内容というのはそのままですが、
自分ならその手術を受けない、もしくは医者としてもしない、勧めない、
そんな事を書いてあります。
「名医」という事で比較的年齢層が高めの先生方ですが、
ただ手術の内容的にというだけでなく、
長年の臨床経験などから感じたリスクや考え方などを言ってくれています。
これがすごい大事な事で、同時に煙たがられる事だと思うのですが、
そういった事も意に介さず説明してくれています。
ただ手術の内容と、それがもたらす結果だけを見て、
これが良いとかあれがダメとか、
そんな事を語るだけなのであれば、恐らく実にならない話なのだと思います。
この記事で面白いなと思える所は、
手術を行った後の患者さんの状態などの話をしてくれていること。
手術自体の意味について、本当に手術をする事が最善なのか、
患者さんの人生を考えた上での話が所々に織り込まれています。
「手術した方が良い。」と言われて、二つ返事で手術を受けてしまう方というのは、
恐らくこの術後の事や、何年生きるかなど、
そういう事を考えてない、もしくはただ単に知らないという場合がほとんどなのだと思います。
今回紹介した記事に書かれている事が全てではないと思いますが、
やはりリスクを伴うことがあるのは事実だと思います。
基本的には心配させない為に、必要な部分、良い部分だけを説明するのだと思いますが、
リスクやその後の事、代替案なども一緒に考えて話してくれる方が、
患者さんの事を考えてくれている感じがします。
基本的にこんな事は話さない方が楽だと思います。
下衆な話、お金にもなります。
だけど最善を考えると話すんですね。
鍼灸やマッサージといったものも基本的には同じものだと思います。
ただただ治療すればそれで良いかと言われれば、
治すには少し足りない事が多いです。
患者さんの事を考えれば、
患者さん自身にもやってもらう事が何かあったり、
悪習があればそれを控えてもらう必要があったり、
言わなくて済むのであれば言いたくはない。
だけど済まないから言う。
そんなもんなんです。
記事の中でもありましたが、
脊柱管狭窄症なんかは手術をしなくても、
鍼灸で良くしていくことが可能です。
手術という事自体が身体にとっては大きな変化ですので、
長い目でみれば鍼灸みたいに身体の機能を全て残しながら行う治療の方が、
安心かと思います。