おはようございます。
佐々木です。
天気が大分落ち着いて朝晩なんかは少し肌寒かったりしますが、
いかがお過ごしでしょうか。
この時期が苦手という方もいるかもしれませんね。
着るものなんかを間違えると冷やして体調崩してしまうなんていうのはよくある話で、
そこからズルズルと長引いてしまったり・・・なんてこともあったり。
一旦冷やしてしまうと戻すのも大変ですので、
是非お気を付けください。
戻すのであれば、適度な運動と食事が基本ですが、
この時期の食べ物というのは若干難しくて、
旬なのに意外と冷えるとか、旬だと思いきや旬じゃないとか、
ちょっと考えなければなりません。
恐らくこの時期扱いが難しいものの一位は「柿」です。
旬だからという事で召し上がる方も多いのではないのでしょうか。
好き嫌いが結構分かれる食べ物ですが、
好きな人なんかはここぞとばかりに食べるイメージがあります。
折角だから秋の味覚を楽しんで頂きたいのですが、
ちょっと調子が優れない時は見直す事も考えた方が良いと思います。
柿の良い面としては「陰」の気を補充する事が出来るのがまず一つ。
「陰」の気というと悪そうなイメージですが、
これはこれでとても大事なものです。
「陽」の気ばかりが強くなってもバランスが悪いので、
「陰」もしっかり取り入れて、「陽」とのバランスを取れればGoodです。
そして「陰」の気を取り入れられる事に通ずる事なのですが、
身体を冷ます作用があります。
「陽」の気が強くなりすぎてしまうと、
身体は火照り、口や喉が渇くようになり、頭がぼわーんとしたりします。
そういった症状を抑え、身体を潤してくれる作用があります。
また秋の乾燥というのは肺を疲弊させますが、
肺を潤してくれる作用もあるみたいです。
だから風邪の予防としても効果的です。
他にも調べてみると、木の上で熟した柿であれば二日酔いにも効果が有るようですね。
渋抜きされたものにはそういう効果は期待できないようですが・・・
良い面はこんな感じですが、悪い面というのもあります。
というより「悪いケース」ですね。
今話した事がそのまま悪いケースとして影響を与える事があるのです。
「陰」の気を取り入れるのも度が過ぎれば悪い作用が働いてしまいます。
先ほどの「陽」の気の話の反対という事ですね。
身体は冷え、浮腫み、倦怠感などが出るようになってしまいます。
食べ過ぎがダメだというのは当たり前の話なのですが、
食べ過ぎてるつもりはなくても、
体質によってはそんなに量を許容出来なかったりするので注意が必要です。
主に色白で華奢な方、冷え症で浮腫みが有る方などはあまり許容できない傾向にあります。
食べてみて余計に浮腫むとか冷えるとか、お腹を下すとか、
そういう反応が出てしまうようであれば少し控えめにするのがオススメです。
もう一つ注意が必要な食べ物は「茄子」ですかね。
夏野菜だから冷えるよね。
って思っているのであれば大丈夫だと思います。
ただ、秋ナスは美味しいんだ。
美味しくて食べ過ぎるから「嫁に食わすな」とか言うじゃないか。
と思うのであれば少し気にして頂きたいです。
「秋茄子は嫁に食わすな。」というのは、
「秋茄子は嫁に食わすのが勿体ないくらいに美味しい。」という訳だけではなく、
茄子は水分が多く身体を冷ます作用があるから、
身重の嫁に食べさせては嫁の身体にも障るし、お腹の中の子供にも良くない。
と考えられていたという話もあります。
そんな訳ですから食べ過ぎれば身体を冷やしますので、
段々と気温が下がっていくこの時期に茄子というのは、
少し考えて頂きたい食材の一つとなります。
秋は実りの季節ですから、美味しいものが沢山出て来ます。
ただその中には摂り過ぎれば身体に障るものが有る、という事を知って頂けると、
楽しく美味しく元気な季節を過ごして頂けるかと思います。
美味しいからといってそればかり食べないようにお気を付けください。