スタッフ佐々木。

肝の話をもう少ししてみる。

投稿日:2018年3月8日 更新日:

おはようございます。
佐々木です。

 

気温が上がったり下がったり、
 

こんな時は体調を崩しやすいのでお気を付けください。

春と肝の関係が深いということで、
 

もう少しだけこの話題に触れていこうかと思います。
 

この前は春になるとイライラしやすくなり、
 

それは肝が要因になっているからという話をさせて頂きました。

春は上昇傾向にあり、身体も逆上せやすくなる為イライラもしやすくなるのですが、
 

肝が上手く働いてくれればその心配もなくなります。
 

肝というのは気の流れをスムーズにし、
 

精神を安定させる作用があります。
 

この作用が逆上せた気をちゃんと上から下へ循環させる事で、
 

頭に血が上るという事もなくなります。

ただ、だからこそ肝に負担が掛かり易いという話でもあったのですが、
 

今回は他にも肝と関係が深い物について触れていきたいと思います

 

 

とりあえず大事なものとして、
 

目です。

東洋医学のベースに五行説というものがありますが、
 

その中の五官という顔のパーツを分類したものがあります。
 

肝は五行でいうところの「木」にあたり、
 

五官でいうなら「目」になります。
 

だから目なんです。

なんていったら元も子もないので、
 

もう少しだけ考えると、肝には気をスムーズに回す以外に、
 

蔵血機能というものがあると考えられています。
 

血液を蔵する、蓄えるといった機能ですが、
 

蓄えるだけではなく、必要な所へ送るという機能も含まれています。
 

眼精疲労のような目の疲れ等は血液の不足と考えられる事が多いので、
 

このような事も関連しているのだと思います。

 

 

また、肝を使い過ぎていると肩が凝るという話を前回しましたが、

 

肩が凝れば頚から頭への循環は悪くなり、

 

眼も疲れやすくなります。

 

血液の不足が問題であると言いましたが、

 

大事なのは代謝されていることで、ただあれば良い訳ではありません。

 

あくまで良い循環があり、血液がより多く行き渡る事が大事になります。

 

 

そして似た様なもので、

 

肝と関係が深いものとしてめまいもそうですね。

 

蔵血作用が上手く働く機能していなければ、

 

貧血の様な症状が出やすくなります。

 

肝の働きさえ知っていれば極々シンプルな話なのですが、

 

一般的な話ではないので、この機会に知って頂ければと思います。

 

 

そしてもう一つ関係が深いのが、金田先生のブログでも触れていますが、

 

婦人科系疾患と、男性の場合ですとムスコさんですね。

 

肝の経絡が脚の内側を通り、陰部を通過するので、

 

切っても切り離せない部分になります。

 

そして先ほども説明したように、

 

蔵血作用によって血液の出し入れを行います。

 

紳士の皆様、なんとなく分かりますよね?

 

全部は言いません!

 

が、そういう事です!!

 

肝の機能が落ちれば血を集められないのです。

 

こりゃ一大事です。

 

そういう事なんです!!

 

 

と言う事で春は色々な変化が起きやすい時期ですので、

 

今回の中でも何か気になるものがあったのであれば、

 

少し肝を労わってあげたり、

 

鍼灸でもどうにかできますので、

 

治療を受けてみたりっていうのもグッドチョイスかと思います。

 

宜しくお願い致します。

 

 

 

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