おはようございます。
佐々木です。
自律神経の話ばかり何となく自分自身も神経が細くなっていく感じといいますか、
ちょっとナーバスな感じになっていく気がしますので、
今日はちょっとそういうのからは離れようかと思います。
自分がっていうのもそうなんですが、自律神経失調症の方のイメージというのが、
悪いモノを知ってしまうとよりそっちへ傾いてしまうような、そんなイメージもありますので・・・
っていうのもあります。だから少し違う話を。
色んな方の身体を診させて頂いておりますが、
それと同時に色んな方の話も聞かさせて頂きます。
為になる話や、一見しょうもない話だけど実は面白い話とか、
ジャンル問わず様々な話が出ますが、
色んな方の話を聞く事があっても質問される事というのは割と似た様なものが多く、
その中でも
「健康な人ってどんな人?」
「何も症状が無い人なんているんですか?」
という質問をチョイチョイ頂くのですが、この質問が実は結構面白くてですね、
まず結論だけ言いますと、います。
それなりの数いるかと思います。
表面上見えないだけで中はどうだかっていうのは勿論あるとは思いますが、
THE 健康。みたいな方はいます。
ただ大体の場合、
「周りの人にそういう人は居ませんか?」と聞き直すと、
「いない。」というような答えが返ってくる事が多いです。
そりゃいないから質問してるのだと思うのですが、
現実には「いる」のに、何故「いない」と言えるのかというと、
その方の周りには「いない」という事がミソなんだと思います。
更に言うのであれば、その方が身体の事について聞く相手の中には「いない」のだと思います。
どういう事?って感じの話ですが、
簡単に言えば「類は友を呼ぶ」といった感じだと思うのですが、
単純に不調を抱えている方達で繋がっちゃっていて、
あれがツラい、これがツラい、
と感覚を共有する事で安心してしまっているのだと思います。
健康的な方というのはそういう話で盛り上がる事はあまりなく、
早く治してしまえばいいと思うのだと思います。
だからそういう話を振ったとしても反応が薄いか、共感してもらえず解ってもらえないと思うのかもしれません。
不思議な感じもするかもしれませんが、案外そんなものです。
それともう一つ。
こういう質問が出る理由として、
どこかしら不調がある事が「普通」だという認識になっている事です。
これは結構厄介です。
健康な人からすれば不調は異常である事は当たり前で、健康な状態が「普通」なのですが、
不調を抱えている状態が「普通」になっていて、
世の中の「普通」と自身の「普通」が同じ「普通」だと思ってしまっている事が考えられます。
同じ「普通」という言葉でも立場や状況が変われば全く逆のモノを指してしまうのですが、
そこに気付いていないのが少し問題な様に思えます。
多分ですが、「普通」という言葉の便利さに甘えてしまい、
「普通」と考えれば現状と向き合う必要もなくなってしまうのだと思います。
「普通」であるのなら世の中とズレが無いと考え、それが正しいかのように思えます。
ところがどうでしょう、必ずしもそういう訳ではないと思うんです。
というか「普通」という言葉に正しいも間違いも実は無いと思うのです。
ただ便利なだけ。
それに尽きると思います。
気付いている方は理想の状態に近づける為に、現状が普通では無いと認識し、
何をしたら良いのかを考えて、治療なり何なりの行動を起こしているように思えます。
だからなのか回復が早い人というのはそういう質問をしないような気がします。
したとしても、その後に気付く事があるのだと思います。
ちなみに子供の頃って何も考えずにただただ元気に遊び回っていたりした人も多いと思います。
それっていうのは正に健康そのものの状態だと思います。
その時の感覚をいつの間にか忘れてしまって、今の状態が普通だと勘違いしている事に気付いて頂いて、
健康な状態が普通だと言えるようにして頂ければと思います。
その際には普通ではない当院なんかも利用して頂ければ嬉しいです。
宜しくお願い致します。
普通じゃないとか言ったら怒られますかね(汗
11/18(日)は海陽堂がお休みとなります。
お間違えの無いようお気を付けください。
ご不便お掛けしますがご理解の程宜しくお願い致します。