おはようございます。
佐々木です。
寒くなってきたからか膝の痛みを見る事が増えたので、
少しお話をば。
膝の痛みといっても、膝自体の変形か、他の神経の流れからなのかで違う様に思えますが、
変形が起きていても痛みの無い人はいますし、
変形から痛みが出ていても、その痛みが出なくなる人というのがいます。
そう考えると変形というのはどれだけ影響があるのか。という事を考えてしまいます。
たしかに変形が有るよりかは無い方が良いとは思いますが、
変形している事で治す事を諦める理由にするには少し早計だと思います。
というのも膝の痛みというのは腰痛や坐骨神経痛が先に出ているか、併発している事が多く、
どちらかと言えば膝よりもこれらの症状を優先で考えると、一緒に膝の症状が緩和されたりします。
膝の痛みが出る前に腰の様子は大丈夫だったのか、
はたまたお尻の痛み等は無かったか、そういった事を少し思い返して頂きたいのですがどうだったでしょうか。
神経痛の話は少し前にもしたのですが、
膝の痛みは坐骨神経痛の流れと同じようなものでもありますので、
源流部分を気にする事が大事です。
膝という部位に囚われる事によって、
他の部位がおかしくても気が付かないという事が多々あります。
治療によって膝の痛みは無くなったけど今度は腰が…なんて事はザラで、
本来持っている症状だったはずなのに、
別の痛みが勝る事によって、忘れてしまったり、
実際に感じなくなってしまいます。
原因となる部分を忘れてしまうと、
痛みを感じている膝だけに目がいき、
何か治療を行うにしても膝だけで考えて対症療法に走りがちです。
本来ならばもっと上流にある部分を治療すれば、
原因と共に症状も緩和されていくものですが、
膝だけ診るような対症療法ですと、
実は状態としては悪くなる傾向にあります。
その内に対症療法も効かなくなり、
どうにかならないもんか。という相談を頂く事になったりするのですが、
ここまで来てしまってからだとやはり回数は必要です。
色々やってきて頂いているとはいえ、実際は放置しているのとはさして変わりはない訳ですから、
程度に関して言えばちょっと悪いと思うぐらいで治療するには丁度良いかと思います。
膝の痛みを感じている方は色々やる前に是非治療をさせて頂けませんか?
そう思う今日この頃です。
腰や坐骨神経痛も同様です。
痛みがあちこちへ波及する前に行動して頂ければと思います。
宜しくお願い致します。