おはようございます。
佐々木です。
大体どこの治療院にも有ると思うのですが、
当院では経絡図が患者さんの見える所に飾ってあります。
患者さんがそれを見ると、
結構な率で「先生、これ全部覚えてるんですか!?」
みたいな感じで驚かれるように聞かれますが、
正直言うと隅から隅までは覚えておりません。
経絡のラインととりあえずツボの名前はある程度覚えていますが、
ここにあるツボは○○!みたいな感じでは覚えておりません。
というのも、それほどそのような使い方をしないから必要無かったりするのです。
ここの突起から何寸いった所に○○っていうツボがあるから云々かんぬん、なんて事はまずありません。
ピャーっと触っていって、この辺気になるなー、そういえばこんな症状あるって言ってたからナンチャラ経もしっかり考えておこうかなー、
ここも気になるなー、ここでフォローしとこうかなー。
こんな感じです。自分は。
流派や人によってこの辺の考え方は違いますが、
キッチリとここからここへ〇寸、とやっている方がどれだけいるのか・・・
だからそんなに細かくは覚えていないのですが、
是非患者さんにも覚えてもらえたらと思う部分もあります。
それはツボとかじゃなく経絡の流れです。
線を軽~く認識して頂けるだけでも意外と日常的に活用できるかと思いますので、
せっかくなのでちょっと知っておいて頂ければと思います。
絵を交えながら大まかな流れだけ説明していきますので、
ご自身が気になる部分などがあれば、まずはその部分だけでも認識して頂ければ良いかと思います。
いきなり変なおじさんが出て来ましたが、あと11人ほどいますのでおじさんについては気にしないで下さい。
あくまで経絡の説明の為のおじさんですので問題はどこら辺を通っているのかをよく見て下さい。
上のおじさんは肺の経絡の説明をしてくれていて、鎖骨辺りから、親指の方へ経絡が伸びています。
上にいるこちらのおじさんは大腸の経絡で、人差し指から肩、顎の方へと伸びています。
上のおじさんは、胃の経絡で、髪の生え際からお腹、向う脛、足の第2指へと来ます。
こちらのおじさんは脾の経絡で、足の第1指の内側から上に足のやや内側を上がっていって、お腹、ちょい脇ぐらいに伸びていきます。
続いてこちらのおじさんは心の経絡で、脇から腕の内側から小指に伸びています。
この帽子のおじさんは小腸の経絡で、小指の外側から肩まで上がって、肩甲骨の外側、頚、耳の辺りまで伸びています。
量が多いので、一旦半分で切っちゃいますね。
この経絡の流れさえとりあえず把握して頂ければ、
ちょっと胃の調子が良くないなぁ、
なんて時にご自身で経絡に沿って軽くマッサージしてあげるだけでも軽減されたりもでしますので、
使い方次第で場を凌いだりできます。
年末年始はどこも休みでケアも難しくなりますので、
上手くご活用下さい。
残り半分は近い内に上げますので少々お待ち下さい。