お昼も過ぎてのおはようございます。
佐々木です。
雪が降るような寒さですがいかがお過ごしでしょうか。
人の身体というのは体内の状態を体表に出したりする事があります。
内臓ー体性反射とかデルマトームとかそういうものになるのですが、
自分達が触診で体中を触るのはそういう反応を利用して、
体内、つまり内臓などの状態を測っています。
デルマトームなんていうのはとてもシンプルで、
脊椎の異常がそのまま図で表されているような部分に表れたりします。
例えば頚椎の6番に異常が出ると、親指に知覚異常が出たりします。
別に捻った使い方はしなくてもいいのがデルマトーム。
骨がどうとか、運動神経がどうとか、そういう事を考えるとまたちょっと変わってきますが、
とりあえず変な感じがするとか、感覚が少し鈍いかなーぐらいなら、これでとりあえずはOKだと思います。
変だなと思う所があれば適当に眺めて頂いて利用する。
それで充分です。
後はその周囲をいかに緩めるか、治療していくかという事を考えて頂ければと思います。
ご自身の身体の事を知る手始めには持ってこいだと思いますので活用してみて下さい。
更に活用するのであれば、内臓の絡みなんかも診たりして、
さっきの話の続きで、頚椎の6番だと肺とか扁桃腺とかも関係あるのかなーなんて考えたりもするのも面白いです。
経絡でいえば親指なんていうのは肺の経絡ですから、関係なくはなさそうですし、
少し胸を開く意識をして空気をいっぱい取り込むようにしてみるとか、
シンプルな考えで治そうとしてみるのも面白いと思います。
デルマトームというのは一種のツールといいますか、
手軽に見れて、意識して眺めてみると案外面白いものですので、
身体に興味を持つキッカケにでもなれば最高ですね。