おはようございます。
佐々木です。
皆さんはご自身の身体の変化をどれだけ感じられているでしょうか。
良い変化でも悪い変化でもどちらでもよいのですが、
微々たる変化というのはなかなか気付きづらいもので、
それがずーっと経年劣化の如くジリジリと変化していると、
以前と大きく変わっていても案外気付かないものです。
いざ何かアクションを起こした時に、ハッ!動けない!となったりした事ありませんか?
それですそれです。
この微々たる変化というのは、いつの間にかその人のバランスを変えていて、
その変わったバランスで更に変化が加えられていきます。
しかしそれが必ずしも悪いという訳ではなく、実はその人の生活に適したバランスに変わっていく事がほとんどです。
何かの作業に適した身体、何かの競技に適した身体、日々起こる変化というのは本来そういうものだと思います。
ところがこの変化というのは、その生活から離れてみるとまぁ弊害でしかない訳です。
極端なものであれば、偏った固まり方をしていたり、捻れたり、
そんな訳だから歩く時に痛かったり、真っ直ぐ立ってるだけでも疲れたり、本来の日常部分に支障が出てくるようになってきます。
これらは特別変わった作業をしている人だけがなる訳でもなく、誰でもなると思います。
自分ら鍼灸師の場合であれば、ずっと患者さんを見ながら手を前に出して鍼刺しているのですが、
油断しているとすぐに猫背になって肩も内側に巻いてきます。
デスクワークの感じとちょっと似た感じだと思います。
これも施術をするという点では楽(?)かもしれないですが、
日常生活に於いては肩こりの原因にもなりますし、そこから派生して頭痛が起きたり、胃が悪くなったりなんてことにもなります。
放っておけばの話ですが。
骨格や筋肉でもこのような変化が起きる訳ですが、同様に神経というのもジリジリと変化を起こしていきます。
いわゆる自律神経失調症なんかもいきなり患う訳ではなく、
同じ様にジリジリと変化してきたものに身体が耐えられなくなった結果が自律神経失調症という訳です。
だから治すにしても、本来はジリジリと変化させていくように治すのが自然と言えば自然。
誤魔化すなんてのは以ての外。
大きい変化を加えたいのならば、あくまで身体の自然治癒力を使った上での変化をオススメ致します。
それでは今回はこの辺で失礼致します。