ダメ出しするより、どんな生活を先生が心がけているか?を知りたい。
って話を頂き、なるほど。と思い、チョイチョイ書いて行こうと思う次第です。
という事でまずは、私が体験した病症を・・・。
梅雨ですので、湿邪にまつわる病証に絡めてお話させて頂ければ幸いです。
東洋医学的病理学(病気の原因の学問)には内因、外因、不内外因という物が有ります。
内面は精神面。
外面は環境。
双方とも関わらない原因。
内因とは
その人の持つ体質のことで東洋医学では主に精神面を重視しています。「喜・怒・憂・思・悲・恐・驚」これを七情と呼んで感情が体に影響を与えると考えています。七情はそれぞれ特定の臓器と関連しています。喜は心、怒は肝、憂は肺、思は脾、悲は肺、恐・驚は腎となります。例えば怒ると肝を痛め、考えすぎると脾を傷めるという具合です。
外因とは
体の外から侵入してくるもののことです。主に気候の変化によるもので「風・寒・暑・湿・燥・火(激しい熱)」に分類して、これを「六淫」、「六邪」、「外邪」と呼んでいます。
不内外因とは
内因にも外因にも当てはまらないものです。暴飲暴食や疲労、外傷などがこれに当たります。
という事で
これが判れば、病の8割が、自分が原因という私の話が伝わるかと思います。
自分次第で治す事が出来る。という話の一つです。
この雨と熱い時に多い
湿邪。
と、それにまつわる、
脾胃病証。
それを、私の経験談として・・・。
昨年、夏の終わりの秋ごろ経験しましたのでつらつらと
昨年ガッツリ、脾の病証になりました。
症状としましては、夜間背部痛(※膵臓癌の前駆症状)これは人によって出ません。
そして倦怠感、心身が異常に重い。気持ちとしては2倍ぐらい重い。だるい。無気力。
そして、眠い。寝ても、寝ても眠い。
気持ちは根暗マックス。
解り易く、ビジョン化すると、こんな感じです。
さて、この状況を継続して、病院に相談に行くとどうなるか?
我々は鍼灸師ですから、ここで色々養生する事で根治になりますが・・・。
世間一般ではこのまま頑張って、気合だ!根性だ!!と
仕事をして、体調不良、一休みで、ネガティブな気分に流されて・・・。
病院に行けば、自律神経失調症か、うつ病。
という傾向になるかと思います。
私の場合、東洋医学を学ぶ鍼灸師ですからね・・・。
うお、だるい。
あらら、こんなの初めてだわ~~~。
すんげーなーー。って、ちょっと楽しんでやってました。
原因も、そこそこ解ってるので・・・。
自分は、変えれば良い話です。
さて、脾(膵臓)病証と言えば、膵液をガンガン出しまくる生活習慣ですから、
頭はフル回転で
甘い物、肉、乳製品、白いパン、薬、サプリメント、添加物とかとか
そして甘い物得意な三碧木星。
三碧木星といえば
佐々木先生、うちの奥様、ワンコ。
患者さんで一番多い星です。
という事で佐々木先生に色々アドバイスもらいましたね。
眠いんだけどどうするか?
運動の見直し。
寝ても寝ても治んないので、動くしか無いっす。
そりゃ、そうだ。
って事でサーフィン以外にも動く。
とにかく動く。
歩く。
少しマシになる。
食事の見直し。
まず、やばいって時の前日、何喰った?って考えて・・・。
悪そうで思い当る事。
①滅多に肉を食べない自分がダブル餃子定食という肉満載の食事を取る。
②アイスコーヒーを一日2杯、ほぼほぼ毎日飲む。
③駄菓子などを含め食生活が荒れていた。
という事で
膵臓に負担を掛けない食事の究極の答えが
半断食
一日の食事を一食。
玄米がゆと梅干し。
次、メンタルの見直し。
脾臓病症、脾の病証とメンタルといえば
思う。憂う。事で脾臓が病む。
はいはい、この時期、完全に考える事が止まりませんでした。
①プライベートの人間関係で考える事が多かった。
②お仕事の事。治療は頭、使います。
③家庭の問題。
という事で、徹底して
思う=考える事
憂う=憂鬱になる事
を排他。
考えそうになったら、アブな!!っと、空を見る。
とにかく考えない。
アホになる。
治療に関しては、もう、タイトに直感を使い。
何となく治療をする。
考えず思ったままを口にするように心掛けました。
(案外これが患者さんに非常に良い気がします)
最後に治療をしてもらう。
という事で、3日ほどで重度な倦怠感を抜け。
背部痛は出たり引っ込んだりで一月足らずで、背部痛も含め。
根治しました。
で、これが梅雨時に増える。
脾病証(膵臓)です。
なので、この時期に佐々木先生が断食したのは、じーつーはー深い深い意味が有るかもです。
って事でそれぞれくみ取って頂ければ幸いです。
ちなみに、脾胃が荒れると、性格が悪くなる気がする。と思います。
肝臓でも腎臓でも同じかもしれませんが・・・。
普段なら、どうでも良いはずの事に
ゆるせるはずなのに・・・。
なんかムカつくわ・・・。
ピキーン!!カッキ―ン!!カッチ―――ン!!
とか
イライラ、ズクズク、モンモン。
は?何が?ムカつくわ!!
人にダメ出しが増えたり、偉そうになったりする気がします。
何となく器が小さくなっている。とか、ケツの穴が小さくなっている。
という感じがします。
自分は、自分の器が小さくなるのが嫌です。
極力、余裕があった方が良いです。
という事で師匠が、
不幸になりたければ、上白糖をガンガン取ると良いよ。
短気で意地悪になれるからね・・・。
って、話をしたりします。
無きにしも在らずって事で・・・。
逆を言えば、健やかな人生は脾胃からとも言います。
終末医療でも、喰えなくなったら、いよいよ。って感じしますしね・・・。
一番、大事なのは心の声に嘘を無く生きる事です。
こう言った症状を抱えてもなお忍耐や我慢を正当化する事は奨めません。
最近、プロフェッショナル仕事の流儀で見た日本で活躍する外国人のガーデンデザイナーさんの一言。
明日とか来週の事なんてどうでも良いんだよ。
大事なのは10年後。20年後。
こう言う方の話を聞いて、サブイボ立ててウルウルしたりします。
マジ・・・イカス!!と心の中で思ってます・・・。
多くのガーデンデザイナーは、一年だけ咲く花を選ぶ。そう言う花に人気が有る。
しかしそれは、不自然でバランスの悪い。
放って置けば生きられない。
日陰に丁度良い植物。
乾燥に丁度良い植物。
何年もバランスを取り続けて、在りつづけるガーデン。
番組を見て思う事は
やはり、自分の思う本当に良い事を貫くには孤独に耐える強さも必要と言う事。
心の思いに正直に生きる努力の大切さです。
人に付く嘘より、もっとまずいのは自分に付く嘘です。
口に虚と書いて嘘という字の如く
嘘が多いほどに虚無が増えるように思います。
自分のこころのままに生きる事は、楽では無いと思います。
やった事が有る人は知ってると思います。
自由に生きるとはそう言う事だと思いますし。
自由に生きて無くても、それは自分自身が選んでいるという事も忘れてはいけないように思います。
自分の心に嘘をついて社会的責任を果たす事も大事ですが、
自分の心に素直に生きて、それにともなう責任を果たす。
そう言った責任もとても大切に思います。
最後に私は治療家です。
皆さんが我慢したって、努力したって、誰かと闘ったって、嘘を付いたって、人の悪口ばかりでも良いんです。どんな性格でも良いんです。
けど、
性格が病を進行させる事が有ります。
それを言う事が、指摘する事が自分の仕事です。
状態の悪い方々の逆恨みなんてのは日常茶飯事です。
それを、心に嘘無く、上手に伝える事が難しいんです。
それでも、感謝される事が有るのがこの仕事でも有ります。
そう言った小さい喜びが、非常に幸せ感をもたらします。
感謝されると
感謝してしまう。
心から謙虚な人の前で、横柄ではいる事は決して出来ないようにも思います。
多分、他の医療者の方々も同じに思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
それでは良き一日を!!
我が家の三碧木星のワンコです。
寝ても寝ても、眠いようです・・・。