今日は患者さんと子育て論をしました。
これは、今現在自分が思っている事です。
当院の様な所に来る学生は比較的それなりのレベルな子が来ます。
整骨院・整形・整体やカイロでも治らない時来るので、それなりに自分の体を資本に考えるレベルの子達です。
そして、そういう学生にも大きく二通りいます。
遠方から一人でも来る子。
?中学生が治療の為に電車とバスで1時間以上かけて来るのですから、自分からすればとても優秀です。
?もう一方は、親がべったりと何でもかんでもしている子。
症状の説明から今までの経過。
西洋医学的知識、一般論はとても良く知っている感じですが、このご両親の一番の問題は経験をしていない所です。
しいて言えば、?のご両親は比較的、スポーツ経験者であり、本当の苦痛も本当の悔しさも本当に治したい気持ちもある程度理解出来ます。
しかし?のご両親はご両親の生き甲斐は、子供。
自分自身、自分の為に必死に打ち込んではいない事が多いです。
子供には、ストレッチをしなさいと言う割りに自分の体は硬くてもなまっていても仕方が無いと思っていたり。
必死に頑張っていないですから、症状もひどい訳でもなく、民間資格やサービス業の整体やカイロ。集客率の高い整骨院に行ってしまいます。
競技者の故障は財産と言う名言が有ります。
故障経験が無い子は、修復方法や良い治療法。自分の必要なストレッチを知りません。
特に天才タイプは、大きな故障をするまでなにも特にしない子が多いです。
※最近で言えば、男子フィギアの高橋選手は膝の靭帯を切って強さを増しました。
ようは?のご両親はそれを知っていて。
?のご両親は、ネット等で調べて本当の所を経験しないで子供に言って聞かせます。
こう言う試合シーズンに来るお子さんを、失礼な話。勝手に比較してしまいます。
中学生が一人で遠方から来た後に、高校3年生の学生が親に送り迎えをしてもらい、問診には親が答える姿は大きな違いを感じます。
一人で来いと言っている訳では無く。
自分が子供を育てる時大事に思うことは、自分の姿を見せる事だと思っているからです。
見ていて、聞いていて、おかしいのでは?と思ってしまう事。
自分は鍼灸は嫌だけど貴方は受けなさいと言う感じの親。
自分は体が硬くても、なまっていても、貴方は全力で頑張れ!と言う親。
あくまで、自分の考えです。
正しい子育てかは解りません。
ただ、今の時代、子供が可愛いあまり、可愛い子には旅をさせない親が増えた様に感じます。
結果的に、社会に出て、親から離れた時。
たまりに溜まった苦労を急にする羽目になるように思います。
普通、社会に出た時、親は同伴できません。
ある患者さんの言葉です。
大学を出る事よりも、その後の人生で学ぶ事の方が大きいのに、大学がゴールと勘違いしている。
人生の良し悪しは学歴や会社では無いですよね!
今日の患者さんもお子さんに強くたくましく育ってほしいと思っているとおっしゃっていました。
自分が大事に考えているのは、愛情をかける事と辛い思いも苦しい思いも
今の時代は、とても平和で暴力も僕らの時代よりはるかに減りました。
その影で、男は男らしさを忘れてしまいました。
最近の良く耳にする話では、男が女性や後輩と食事に行っても割り勘。
部活のレギュラー入りの為に親が奔走する。
そして、自分達の世代からすれば、怒鳴り合ったり、殴りあう事で、また仲の良い友達に戻れる事柄を、一生言葉を
交わさなければ良い。とか、もう二度と関わらないから関係ない。などと言ったりします。
これも、男らしくは有りません。
男なら、自分の意見をしっかり言って、間違っているのなら、先に謝る。
正しいと思うなら尽き進む。
もっと男らしく行くなら、自分が正しくても周りを考え先に謝る。