うつ・自律神経失調症のアンケート
このページでは当院が得意としている疾患の1つとして、自律神経失調症・うつのアンケートの一部をまとめて紹介させて頂きます。
倦怠感や頭痛、めまい、胃症状等、これらの症状は薬によって抑えられてる間はいいかもしれませんが、徐々に量は増え、薬に頼らざるを得ない身体、もしくは薬でもどうにもならなくなってくることも多々あります。
できるならばそうなる前に、鍼灸を受けて頂きたいところですが、そういった状況になってからでも減薬・断薬といったことの補助に鍼灸は効果があります。
また、動けない、薬の副作用で身体中が痛い、気持ち的にも落ちていて、「死にたい」とか「自分なんて・・・」などの感情も、話を聞きながら、身体の内側から動かしていくような形で元気だった頃に徐々に戻していく事が可能です。
離脱症状も同じように軽減することが可能です。
最終的には薬0、そして仕事を辞めたりした方は、また仕事が出来るようになるところまでが改善だと思っていますので、そこまで考えている方にオススメです。
様々な症状の結果から、鍼灸という選択をして頂ければ幸いです。
また、ページ下部では当院の自律神経失調症・うつに対する治療論も載せていますので、参考にしていただければと思います。
※その他のアンケートをご覧になりたい方はその他に掲載しておりますので参考にして下さい。
自律神経失調症・うつ病の治療論
これらの疾患は主に症状が1つに絞られておらず、様々な症状が組み合わさっていることが多いです。
また、アンケートで同じ症状がないから、と言って原因が全く別物ということではなく、しっかり基礎的な部分を整えることで様々な症状が徐々に回復していきます。
気分が落ちたりした時に、無理に薬で気分を上げたりすることによって、治りきらずに症状が悪化したり、薬の副作用で他の症状が出たりします。 死にたいという感情も、身体が動かない状態ならよいのですが、薬で逆に動けるようになってしまうのは危険なものと考えます。
そういったあべこべになってしまった身体と精神を、鍼灸ではニュートラルへ促すことが出来ます。また、離脱症状などで辛い症状も鍼灸で軽減させることで、減薬の手助けもすることができます。
これらの治療の前提として、交感神経と副交感神経等の自律神経を理解して頂きたいのですが、簡単に説明すると活動中に優位になるのが交感神経、休息時に優位になるのが副交感神経になります。
これらが休息時に交感神経が優位になっていたり、活動時に副交感神経が優位になっていたりと、あべこべになっているのが自律神経失調症となります。
うつ病の症状というのも原因としてはこれと似たような物が多く、薬や生活の中で自律神経が狂わされていることが多々あります。
鍼灸でやることは単純で、とにかく患者自身のリズムをニュートラルに戻すこと。休息時でも過緊張気味になっていることが多いこの疾患において、ニュートラルに戻すというのは大事なことで、身体を緩めることで副交感神経が優位になり、緊張が解けリラックスできます。
倦怠感というのは休息時に自律神経の乱れによって緊張し、身体の修復が上手くできていないことが大きく、緊張が解けるというのはこのような症状にも良い効果をもたらします。
次に基礎的なもので考えたい部分として日常生活があります。大体の症状が日常生活から形成されているものですので、ここを見直すことで改善の早さは全く違ってきます。
具体的には、まず睡眠の質、時間です。
近年でこそ22時~2時の間の睡眠が大切で、成長ホルモンが一番出る時間だなんだと言われてきましたが、これは本来なら極々当たり前のことで、動物は暗くなったら寝る。食べたら寝る。こういった自然界の原点に返ってきただけなのだと思います。
睡眠を改善したいけどできないという方もいらっしゃるとは思います。不眠症で薬も飲んでいる方も多いと思います。
ここで勧めたい改善方法としては「早起き」です。眠たくないのに一生懸命寝ようとしてもそれは眠れません。むしろジレンマからストレスを感じて、焦燥感や緊張に繋がりますので、変に眠る事に拘るのは少し危険です。
早起きしてまず最初に睡眠時間を減らしてみて下さい。
後は夜まで寝ない。そして眠くなったら寝る。これだけです。これを繰り返していく事で断薬はもとい、健康的なリズムができます。
鍼灸では睡眠の助長は容易なことなので、断薬時の不眠に効果的です。また、このようなタイプだと頚が硬くなっている傾向も強く、頚を緩めてあげるだけでも解り易く効果が出てきます。
そして、甘い物の過剰摂取等が無いか。それによって胃症状は出ていないか。というのを診たりします。
胃症状も海陽堂では得意な症状ですのでお任せしていただければと思います。また胃が悪いことでめまいも起きやすいので、並行してめまいの治療も行えます。
これらの疾患は数日の間に罹患するものではなく、何年、何十年と送ってきた生活からなる疾患ですので、薬をゼロにしたい、スッキリと元気になりたいとなると、少し長めの通院が必要になることが多くなりますので、その点だけご理解頂ければと思います。
今まで諦めていた事や、生き甲斐を再び自身の物として頂く為に、海陽堂は全力でサポートさせて頂きます。
更に身体の事を知りたい方は自律神経失調症のページをご覧下さい。